イノアブログ

感動的なせりふ

昨日は久しぶりに”チャングム・・”の放映。韓国ドラマは最初とても漫画的だと思った。”冬ソナ”が私の最初の韓国ドラマだったが、ストーリー展開のわざとらしさといい、登場人物のせりふが日本人にはとても言えないようなストレートな感じとか、恥ずかしくて言えないような甘い言葉とか・・。よく漫画の中で、目の中に星がきらきら描かれながら言っているような・・。

 しかし、よく考えてみるとそこが私達を引きつけるポイントなのかもしれない。
夕べのチョン最高尚宮が次に最高尚宮になるハン尚宮に送ったはなむけの言葉。「広い心で慈しみなさい。やり方を押し付けず、下の者の意見にも耳を貸しなさい。お前ならできるはずだ。」このことを実践してきたチョン最高尚宮のことばだけに、重みがすごい!
指導者たるもの”広い心で慈しむ”ことが土台になければ、どんな技術があろうが、知識があろうがはじまらない。そして最後の”お前ならできるはずだ”という諭し方。ハン尚宮は、強い信念を持ち、正しい心を貫く強さを持っているだけに、良く言えば純粋、悪く言えば頑固、融通が利かない所があるので、それを心配したチョン最高尚宮が最後に残した、本当に心のこもった、ハン尚宮を思っての言葉。チョン最高尚宮の愛深い言葉は、本当に感動的だった。チョン最高尚宮がもうすぐ舞台からいなくなるかと思うと、とても寂しい。
このように、せりふにこもった深~い意味、感情、愛、教え・・などなど、私達が感動するドラマになっている所以だ。