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体力が高い子どもほど、心理スコアや学力も高い!

月刊『健康づくり』(健康・体力づくり事業財団発行)2013年12月号より抜粋

東京大学名誉教授 小林 寛道氏 教育講演より
「体力が高い子どもほど、心理スコアや学力も高い!
 久しく、子どもの運動不足や体力低下が指摘されています。子どもの運動不足は将来の生活習慣病やロコモティブシンドロームの発生にも大きく影響を及ぼすと考えられます。(中略)同調査では、新体力テストと学習実態調査、2つの調査をクロス集計して分析しました。その結果「意欲」「主体性」「有能感」など、多くの心理的項目が、体力評価と関係することがわかりました。体力の高い子は有能感も高いし、主体性もあるというわけです。さらに、学力テストとの相関も調べました。やはり、体力が高い子どもは学力も高い、という結果が得られました。体力があるということは単に筋肉や心肺機能が強いということにとどまらず、脳や心の働きと密接に関係していることがわかりました。(中略)
 運動にかかわる脳の領域は、非常に広い範囲にあります。脳神経細胞は、刺激があれば活性化し、刺激がなければ、機能を失っていきます。体を動かさないということは、筋力低下や生活習慣病といったリスクを増大させるばかりでなく、実は脳の活力を低下させ、意欲や気力、集中力の減退を招くと考えられます。どのような運動をしたときに特に脳が活発に活動するか。これは、体の深いところにある筋肉、いわゆるインナーマッスルを動かしたときです。子どもは全身の筋力がまだ低いので、インナーマッスルを使って体を動かしています。このことも、幼児期に体を動かすことの重要性を示しています。
 体を動かす事を意識した生活習慣を形成することが、心にも体にも脳にも、望ましいことだと言えるでしょう。」

皆さん、この記事を読んだら、子どもさんはもちろん、皆さん自身も運動をしないわけにはいかなくなったでしょう!??
体操を継続している人たちがなぜ若々しいか??これがその答えですね。
体幹(インナーマッスル)を意識して意図的に動く体操が、どんなに大事かそして素晴らしい運動であるか・・、さあまだ体操をしていない人は、即刻始めましょう。