2007 1月
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いのちを養うスープ
以前テレビで、辰巳芳子さんのことをレポートした番組をやっていた。この方の料理教室を受けるには、2年も待たなければならないほどの人気だそうで、びっくりした。が、辰巳さんの料理にかける情熱と信念を感じた時、それも当然だろうと納得した。その時もスープ教室をレポートしていた。辰巳さん自身が、父親の介護を8年続けた中で、スープの重要性を感じた事からスープに対する信念が生まれたそうだ。スープというのは、色々な...
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環 境
越山雅代さんという人の本の冒頭に、次のような面白い事が書いてあった。「カエルを熱湯の入ったビーカーに入れると、ピョ~ンと跳び出てくるのだが、水に入れておいて、ゆっくりゆっくり加熱していくと、ゆで蛙ができあがる」のだそうだ。これはとても恐ろしいことのたとえだ。ゆっくり変わる環境には、反応しにくい。知らず知らずのうちに、死ぬまで気づかないのだから。もし生活が、徐々に悪習慣に変わっていったとしたら、やは...
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ふざけんじゃない 2
ラジオで言っていた。小中学校の給食費を払わない人がいて、合計66億円とか。もちろんそのうち、保護者の低所得のための控除という場合がある。が、それはたった30数%だそうだ。払えるのに払わない親が、わんさかいる、ということだ。「あの家も払わないなら、家も払わない。」という論理らしい。ふざけんじゃない!!信じられない、倫理観のなさ、社会規則の無視、当たり前の事を知らない無知・・・。レストランで食べるだけ...
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医療改革(ふざけんじゃない)
病院で出すレシートについて、どういう治療をしたか、使った薬や値段を記載したレセプトというものを、患者に出すかどうか今問題になっているらしい。(NHKで取り上げていた。)医療ミスで最悪命を落としたり、後遺症やその他の害を受けた人は、もちろん公開して責任の所在をはっきりして欲しいと言うことは、当たり前だ。水増し請求や薬漬け医療も改善できる。これを公開(患者に渡す)する事は、よい事だと思うが。番組の中で...
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共 感 2
”共感”による心の通い合い。この瞬間ほど、人間としての喜びが生まれるものはない、と言ってよいほど、人と意気投合したり、自分の気持ちをわかってもらえた時は、とてもうれしいものだ。”共感”が人間だけに与えられた特権であるから、この特権を行使した時は、人間としての喜びとなる。認知症の人と”共感”を通して心を通わせる”バリデーション”(介護者の手法)は、実は今の時代に、私達すべての人に必要な技術なのかも...