無量
今の日本はどっぷりと資本主義経済に基づく価値観で、数に数えること、目に見えることが大事な社会となっている。そこで起きる他人との競争、成果主義、できる人が優位で、できない人はダメという物差し、などなどこれらによる人々の精神的疲弊ははなはだしく、精神科の入院患者がどの科より一番多いのだとか。
仏教で言われる「無量」は、これとまったく反対の概念で、数値に振り回されない生き方を幸せな生き方と説く。
量には関係ないという考え。これは、健康体操の考え方にも通ずると思った。
人と競争しない、できてもできなくても体を動かす事が大事、それによって得られる幸せ(自分で体力がついたなあと感じる瞬間は最高の幸せです)を享受すればよいのです。
隣の人より早く走らなくてもよいし、高く跳ばなくてもよいし、でもやったらやった分だけ必ず自分に返ってくるご褒美がある。
そうか!!!健康体操は仏教的価値観に基づく幸せへの道だったのだ!!・・なんて一人感動しました。