職業から選ばれる
NHKで放送している”プロフェッショナルの流儀”。脳生理学者茂木健一郎の司会で、毎回各業界のプロフェッショナルが出演する。その人の仕事に対する信念ややり方を見せてくれて、とても興味深い。いつも最後に、「プロフェッショナルとは??」という質問に、その日のゲストが答えるのだが、昨日出演した建築家の答は、「職業を選んでいる人ではなく、職業に選ばれた人」だった。その人も長い人生の間には、失業もし、職も変えている。
皆一定の年齢になると、生きていく為に仕事を選んで就く。私の最初の選択は、教員だった。その時の事を思い起こしてみると、教員以外に道はなかったのか・・・?いや、大学受験の時にも考えていたジャーナリストという職業。しかし、自分の能力に対する自信もなく、教育学部から進むには、結構なエネルギーが必要だった。なんとなく、そのまま教員の道へ。
決していやだったわけでもなく、やりがいを感じ、やはり猪のごとくその道に猛進していた。そして、8年目の天気、もとい転機。自分の意志がもちろん働いたには違いないが、それだけでは説明できない運命・・???
私は今の仕事に選ばれたのかもしれない。いや、選ばれたに違いない、と最近では確信に近いものがあります。プロフェッショナルなのだ!プロフェッショナルとしての資質をもっと高めなくては、お天道様に申し訳ござんせん・・・なのだ。
現代の職に就かない人達。職業に選ばれるのを待っていても無理というもの。まずは、職を選び、選ぶ余地もないのが今なら、何でも良いから職とつながり、そこからやっと始まるのではありませんか?