イノアブログ

人生の先輩に学ぶ 7

日野原重明先生は、75歳以上を”新老人”(つまり75歳未満は老人ではない、まだ若い)と呼ぼうという運動をしています。「75歳からでもまだ使っていない遺伝子を使い始めれば、自分では気づかなかった能力が開花するはずです。」とおっしゃいます。75歳からでも、80歳からでも・・・いつでもその気になれば、自分でも知らなかった自分に会えるのだということでしょうか。60からの手習いと昔は言いましたが、今は80からの手習いです。75歳まで待っていなくても、今から即やれば、もっともっと楽しみは増えるかも。

 三浦敬三さんはそれを聞いて、「体力が衰えたからといって、自分の持っている能力がすべて衰えたと勘違いして、ああだめだと諦めてはいけない。」とのたまうておられます。そう、みんな大方の人は、この大きな勘違いをしている事が多い。勘違い、ああ、勘違い、なのです。
若い時から自己確立がしっかりしていなくて(それは、子供の頃に、自分に自信を持つような生き方を経験しなかったからだと思いますが)、すぐに自分はダメだと諦めたり、卑下したりする人も結構いると思います。この類も、よい年の取り方はできないと思う。勘違いする以前に、やろうとしない。これは最悪のパターン。
今のうちに、1歳でも若いうちから、自分を磨く方法を探し、練習しておかなければいけないと思います。まだ使っていない遺伝子というのは、ただ待っていても使えるようにはならず、好奇心と練習が必要だと思うからです。