イノアブログ

頑張る

 どうも今のところ、オリンピックでの日本勢の成績は上がらないようで、残念です。もちろん世界一を競う場面に登場できるだけでもすごいのだから、選手の皆さんは、誇りを持ってやってくださればいいと思います。

 最近の新種目、スノーボードやモーグルのようなものは、若者の遊びの中から、スポーツとして確立してきたものですが、どうもまだ私の中では、自分を最大限に磨いて、魂を入れこんで人間の奥深い所までも研ぎ澄ますというような、スポーツとしての格式を備えるまでには至っていないように思えます。もちろん、他の競技に比べて歴史が浅いので、いたしかたないとは思いますが。あと100年もすれば、とても重みのある競技になっているのかもしれませんし、種目から外れているかもしれません。スポーツはすべて遊び(つまり生きるために絶対に必要な労働ではない)の中から生まれていますから、今ある昔ながらの競技も、すべて始めは重いものではなかったかもしれませんが。
私はやはり少し感覚が古いのかもしれませんが、ど根性で頑張る”星飛馬”で育ったせいか、軽いノリでこられると、なんか”まじめに頑張れ!”などと叫んでしまいます。
最近は、大会に行く前のインタビューで、「楽しんできます。」と言うのが流行です。私はあれがきらいです。自分の人生をかけて練習してきたのなら、「ベストを尽くして頑張る」と言え!!!とまた叫んでいます。スポーツ選手に限らず、頑張るのが恥ずかしいような世の中(子供達の世界で、マジに頑張ると仲間はずれにされたり、馬鹿にされたりするようですが)になっている日本。頑張るとは、努力することです。努力する事が賞賛されずに、馬鹿にされるような世の中が正しい姿でしょうか。呆れます。
昔から素晴らしい言葉があるではありませんか。「神は自ら助くる者を助く」