イノアブログ

脳の訓練

脳は私たちの行動のすべてを司っている。「その人の生活の仕方=脳の働き方」とも言える。生活の質の低下は、行動力の低下であり、脳の働きの低下でもある。だったら、逆に脳を鍛える、これが今の”流行”だ。

脳を鍛えて、生活の質を向上させる試みをやっている、高齢者の施設をNHKがレポートしていた。簡単な計算や読み書きを練習すると、まず、お年寄りの意欲が向上する。そして、生活が変わる。これは、脳の訓練によって、人間特有の働きをする前頭前野が活発に働くことにより、人間特有の”やる気”も一緒に活発化するかららしい。「死なせてくれ~」と言っていたおばあちゃんも、やる気が回復すれば、そんなことは言わないし、家族にハガキを出したり、生きることに積極的になっていく。99歳から英語を勉強している103歳のおばあちゃんだっている。

この様子を見て感じたことは、人間の能力は本当にすごい、ということ。しかし、そのすごい能力を使い切っていないということ。放棄しさえしている。

私たちは今、自分で普通(当たり前)と思う生活をしているが、これは、常に自分のやる気(意欲)に比例した分の働きをしているに過ぎない。自分(の能力)はこんなもんだと、意識下で意識しているが、実は「自分の能力はこんなもんだ」ではなく、「自分のやる気はこんなもんだ」ということなのだ。

やる気の開発

これが、私たちが元気で長生きするためのキーワードとなる。