イノアブログ

健康力

普段何も病気ではなく、いたって元気で、毎日不自由なく暮らしている時は、少し身体や精神に負荷がかかっても、何食わぬ顔でやり過ごすことが出来る。(気づかずにいる。ある意味、とても鈍感。)

風邪の菌が体内に入っても、がん細胞が何千個造られても、他人から悪口を言われても、気に食わないことがあっても、ちょっとのショックは感じて、熱が出たり、下痢したり、便秘になったり、食欲が減ったり、眠れなかったり・・・しかし、それらは一時的なもので、時間と共に、健康力の高い人ほど早く元に戻ることが出来る。
表面に出てくる、それらの反応も、目に見えるか見えないか、感じるか感じないかくらいの小ささで、終わってしまう。しかし、ひとたび病気と名がつき、体力(健康力)が落ちた状態になっていると、外界からの刺激に対する反応は、とても敏感。良くも悪くもとても敏感になり、上がったり下がったり、上下動が激しく、しかも細かい。(当然良い反応にも敏感。)

高齢者も、健康力が弱い人ほど、病人に近い反応を示すのだと思う。
毎日の健康状態には、かなり差を感じることが多いと思う。
昨日、あんなに元気だったのに、今日は疲れた感じ、昨日やっぱり頑張りすぎたのかしら・・・?とか、昨日元気なかったのに、今日は随分頑張れるね・・とか、行動の仕方や食欲、運動レベルが、日によって大きく違う。

健康づくりとは、この健康力を造ることだ。
幅広く、奥深い力を蓄えておくことだ。

健康体操をして、体力をつけるとは、外界からの様々な刺激(肉体的、精神的)に対して、いつも恒常性を保っていられる、弾力性を高めることだ。

今元気な人も、今病気や悩みで力が落ちている人も、誰でも今日より少し上の力、ほんのわずかずつ、力を蓄えることはできる。

だから、誰でもできるし、やったほうが良いし、やるべきなのです。