イノアブログ

オリンピック

今回のオリンピックで、見えた事がいくつかある。会った事もない、全然遠い人達、テレビで見るだけなのに伝わってくるものがある。

 団長を務めたスピードスケートの岡崎選手。メダルは取れなかったけれど、最後に風邪気味(油断?自己管理ミス?)だったのは残念だったけれれど、そのミスも自己の責任とし、さらに「期待してくださった国民の皆様に申し訳無い」との言葉がコメントの一部に聞かれた。とても立派だなあと感じた。さすが、団長を務めるだけの品格があったと思った。
自己管理ミスといえば、ジャンプの原田選手。呆れてしまった。そんな初歩的な管理ミスでよくアスリートが務まるるなあと信じられない。「期待にそえなくて申し訳無い」とか、「バカなことしてすみません」とかそういう言葉があっただろうか?あったのかもしれないけれど、私が見たテレビの中ではなかった。
金メダルの荒川選手。金を取るにふさわしい人格と努力を備えていたのだと思う。「家族やスタッフ、応援してくれた回りの人達すべてに対する金」ということをちゃんとわかっている。
人間は社会の中で、自覚するしないとにかかわらず、他人とのつながりの中で生きている。オリンピックには、一人では絶対に行けない。その種目の協会をはじめ、家族やコーチはもちろん、オリンピックという特殊な性格上、その人を応援する見た事も会った事もない一般市民とも実はつながっている。その念を受けて、最高のパフォーマンスができる。
大人としての品性を持ちたいものだ。オリンピックに出場するほどの人は、ただ身体能力が優れているだけではなく、大人の品行を持って日本を代表してもらいたい。最近、幼稚な行ないがいろいろな場面で見うけられるのは恥ずかしいことです。