イノアブログ

本物

わ~~、本物だ~~。なんて、お化けでも見たのか・・ではありません。以前、「人生の先輩に学ぶ」シリーズで話題にした、日野原重明先生の講演を生で聴いたのです。2階席からだったので遠かったですが、本物なので、空気を通して光線が直に届きました。

 先生はあの年代にするとかなり大柄な方でした。スポーツには縁が少なかったと言われるのに、姿勢と歩き方の大切さも話の中に何度も出てきました。もちろん、先生ご自身は、生活の中で実践していらっしゃいます。
ダイエットは小学校6年生からやっていらっしゃるそうで、つまり、食事には気を使っている、自分の栄養補給をきちんとコントロールしているということですが・・・。なにせ、95年間を通じてやっていらっしゃるのがすごい。
先生のお話の中にあった、人をつくっている3つの要素。1=遺伝子、2=何を食べるか、3=どういう友達を持つか。本当にそうだなと思います。
まずは1=遺伝子。先生がおっしゃるには、私達は皆、良いものも悪いものも、あわせてもらっています。要は、良い種は、どんどん育て、芽を出させ花を咲かせること。悪い種は、冷凍保存にでもして芽を出させないこと。どちらも自分の心がけ次第。先生ご自身、新老人の会をつくって、やった事のないことに挑戦する事を奨励しています。そして、80歳を過ぎてから、ミュージカルを創ったり、医者以外の才能を開花させています。そう思うと、私にはまだまだどんな才能の種が花開かずに、芽を出すのを待っているのだろう・・・?とわくわくする感じです。
悪い種もわんさともらってると思います。うちの親戚を見渡せば、母方も父方もみんなおでぶ。血圧も高いし、胃も悪いし、癌にかかる人もいます。その種は全部ひきついでいるだろうな、と思います。その上、若い頃の生活習慣も決して品行方正健康的ではなく、スポーツによる故障も含め、私の体は、どちらかというと健康体からは遠い存在のような気がします。
しかし、神様はそんな人をも見捨てはしない!!!と信じて、今の環境を与えてくれているのだと思えます。完璧な体などなくても、生き方次第で得る事が出来るのが”健康生活””健康人生”なのだと思います。先祖代々受け継がれてきた私の遺伝子は、その集大成なのだから、感謝してありがたく頂戴しております。
次回は、”2=何を食べるか”に続く。