イノアブログ

良くなる

 料理家、辰巳芳子さんが食材の草を摘みながら言っていた言葉、「生き物はすべてより良くなろう、より良くなろうとしている。料理もおいしくなりたがっている。」なるほど!と、なぜかとても感心し、納得した。だから、料理も心をこめて、おいしくさせてあげる時、そこに本来の姿が現れ、幸せ感が現れる。

私たちの体も生き物。絶対に、より良くなろう、より良くなろうとしている。にもかかわらず、私たちの生活が、それに逆行するような行動ばかりをとっていたら、体は悲鳴をあげるだろう。そして、本来の姿であるはずの幸せ感も現れてはこない。

今朝は、体が気持ちがいいと感じるストレッチやトレーニングを、自分のために少し時間をかけ、余裕を持ってすることができた。もちろん、いつもの大勢の皆さんとやる体操のレッスンも、気持ちがいいと感じる、つまり体が良くなろうとすることを応援する作業だ。
体が軽くなる、楽になる、気持ちが軽くなる、楽(楽しくとも言える)になる、または、体に力が出る、気持ちに勇気が湧く、こういう運動は、私たち生き物にとって、やればやるほど自然の姿、良くなろうとする姿の応援団なのだから、そこに幸せ感がもれなくついてくる。だから、やめられない。

どんな動きが、動き方が私たちのより良くなりたい体の欲求を満足させるのか、これを追求するのが、私たち『太陽のまなびや』の使命である。