イノアブログ

今、若者が危ない

某企業の研修に、”健康”の部分で、体操を指導する機会があった。そこの会社は、40歳の人を集めて、生活を向上させる研修を行なっている。  体操は約1時間、ストレッチを中心に、少しは走ったり跳んだりもする。何と言っても40歳男性。元気なはず・・?さすが、瞬発性やリズム感もなかなかなもの。が、柔軟性はかなり乏しい。1回目、なかなかやるじゃん、と思い調子に乗って走りすぎたかな?次の週、「先週はその後みんなくたばっていた。」と聞いた。「では、今週は少し運動量を減らしましょう。」と、ちょっと手加減。  参加者に聞いてみる。「定期的に運動している人、手を上げて。」100人中7、8人。「運動不足を感じている人?」100人中、7、80人。「学生時代に、運動していた人?」100人中、7、80人。これで納得。40歳と言えども、体は60歳かも。  健康診断の結果は?と担当者に質問。「1、2割の方が・・」「ああ、1、2割の人がすでに生活習慣病か・・。」と思ったら・・!!!なんと、その後に続いたのは、「1、2割の方が、正常範囲です。」「え~~~~~~~~!!」「5割以上が、イエローカード。残り2、3割が、レッドカードです。病院へ行くことを勧めます。」という答。  この人達、このまま運動習慣を持たずにあと10年たったら・・・。全員病気じゃ~~~~。どうする日本!!って感じですよね。40歳でこの状況ということは、皆さん30歳代に病気の芽をせっせと育てていたということです。いや、20歳代から、育てていたかも・・?みんなおいしいもの食べて、運動はせず、歩きもせず、車を主として乗り物ばかり。ストレスは多く、不規則な生活時間。病気になるに決まっている。いいんですか、日本の若者がこのままで。将来、医療費はどうする??!!  今、高齢者の介護が問題になっているけれど、高齢者にばかり目を奪われて、若者を放っておくと、この人達が高齢になったら、みんな介護が必要、親が子供の介護をしなければいけなくなるかも。たいへ~~~~~ん!!  これを読んだみなさん、皆さんの家族(親ではなく、子供)は、大丈夫??肥満、運動不足を感じていたら、直ちに運動をするように助言してください。小さい子供の頃から、運動が好きな子供に育てなければいけません。決してうまくできなくてもいいのです。全身を使って、汗する喜びを、すがすがしさを味わえば。  そういえば、テレビでもやってました。小学生の子供に万歩計をつけさせて、今日は何歩歩いたか・・なんて。運動不足だからです。体を使った遊びが足りないからです。なんだか、高齢者に対する運動指導のようでした。  私達(健康づくり生涯学習舎『太陽のまなびや』サン・フェローズ)は、この現状を改善し、将来の日本が元気な、本当の意味での長寿国になるように願って、日々活動をしています。