イノアブログ

人生の先輩に学ぶ 9

日野原重明先生と三浦敬三さんの対談の中で、三浦さんは「次の世代に直してもらいたいところは、どうやら豊かさのあまり見失っている他人を思いやる優しさなのかもしれませんね」とおっしゃり、日野原先生はそれに答えて「戦前に比べて押しなべて皆利己主義になっているように思えてなりません。・・・。われわれ新老人がもっと手本を示さなくてはならないと思います。」とおっしゃいました。

 そしてシュバイツアー博士のことを出し、博士が「手本を示すのは他人を動かす唯一の手段だ。」といわれたことを書かれています。
やっぱり。ノーベル平和賞を受賞したかの有名な博士が、また90を越えてなお現役の大先輩が言うのだから間違いないでしょう。私の座右の銘は「過去と他人は変えられない」なのですが、”手本を示す”ことで他人が変わるかもしれない、という期待は持っています。まあ、同じ事ですよね。手本を示すとは、手本になるように自分を変えるということですから。
この名言に触れ、さらに自信を深められました。