イノアブログ

今や日本ではすごい塾ブームとか。妹の所に電話があった。子供たちを塾へ入れませんかという勧誘かと思ったら、妹に塾を開きませんかという勧誘だったという。

 スウェーデン在住の知人に聞くと、スウェーデンには塾がないのだそうだ。小学校の頃は通知表もない。勉強は学校でするもの。先生もただ点数(通知表)をつけるのではなく、一人一人に何が良くできているか、何ができていないかを親を交えて話し合い、足りないものを補うにはどうすれば良いか話し合うのだそうだ。
どうして日本ではこういうことができないのか????

親が学校の勉強はもちろん、塾へと子供を追いやり、とにかく試験で良い点数を取ることのみに右往左往する。本当の学力(生きる力、学ぶ力、考える力など)を養おうなどということは、忘れ去られている。結果、学校のみで勉強しているスウェーデン人(学校以外ではスポーツや分化活動に時間をかけ、自分の好きなものは何か見つける時間となっている)と点取り虫の日本人、これだけ(塾に)時間と費用をかけて、どれだけ日本人が優れた学力(本物の)や豊かで幸せと感じる生活を手に入れることができているか???何もできていない。それどころか、日本の子供の点を取る力さえ、急落し、文部省が慌てるほどになっている。お笑いだ。

子供は、いや、人間は皆、学んで向上する事が本来は好きなはず。好奇心というものがあるはず。この芽をいかに摘まずに育てるか・・・、子供も大人も高齢者も、人間本来の向上心をはぐくむ社会をつくりたい。そこに必要なものは、エネルギー。体を鍛えないから、エネルギーが生まれない。体操(健康づくり)はこのための土壌を作っている。