イノアブログ

玉簾不断

よく関取が大関や横綱昇進時に、難しい4字熟語を使うが、「玉簾不断」とは、「滝は連続した水流のように見えるが、実際には一滴一滴断絶した水滴の重なり合ったものであり、瀑流は”動かず”の感を与えるが、一瞬もとどまらない。」というような意味だそうな。

 「分別にとらわれて動く心=とどまり居つく所ある心」であり、それを「打ち捨てて何事もなき身」にならなければ、進退の自由はきかない。
いかなる分野で何をするにしても、「心のとどまり、居つくところあるうち」は、決してうまくいくはずがない。・・・『釈迦の遺言』より

私の心も、かなり「とどまり居つかなく」なった。これが進歩向上できる元になっていると思う。体操との出会い、師、人との出会いのお陰です。ひとつこつを覚えれば、「とどまり居つかない心」を獲得する事ができます。これは幸せを生む、とても大事な事なので、是非大勢の方に会得する事をお勧めします。特に体操をやっている皆さん、この為に体操を練習していると言っても過言ではないと思います。

体操は、身体と共に心をも教育できるツールです。