イノアブログ

自立

 健康づくりは、最終的に自分のことは自分でやるとか、自分で自己管理するとかというところに行くのだと思う。もちろん、病気になれば医者の手助けも必要、薬の助けも必要、誰かの看護が必要な場合もあるでしょう。しかし、自分の意志で自分の生きる方向を決めねばならない。誰かの真似でもなく、誰かに言われてでもなく、自分の体と人生は自分で責任を持つべきと思う。誰かの真似してやったり、人に言われるままにやったりして、うまくいかなかった時、必ずあとで愚痴となり、恨みとなり、結局はその人本人が腐る。

 最近、発表のための体操を練習していると、いつまでも人のを見ながら真似だけしようとする人の多いことに気づいた。実は皆、誰かを頼りながらやっている。自分で納得していなくても流されながらなんとなく過ぎている。これは特に女性の傾向。男性のグループではあまり感じられない。自分でも気づかない根底にある”誰かに頼っていれば安心”という安易な、自立に乏しい心。これは、健康づくりの根幹に関わる危機!と思った。

自分のことは自分で決める、自分で納得した上で行うことは、その人の自己実現の何物でもない。それは、人間として最高に人間であることのように思う。誰のせいにもしない、何のせいにもしないそういう生き方をした時、”すごい”とその人を尊敬できるのでは。そのためには強い精神、体が必要。だからまた、体づくり、心づくり、仲間づくりの健康体操が始まる。