イノアブログ

人生の先輩に学ぶ 5

「骨折をして痛みがあるためできないのではなくて、折ったということで、自分で手加減しているのではないですか。」三浦敬三さんが鎖骨を折って、トレーニングがあまりできていない、ということを述べた時の、日野原重明先生の言葉です。

 私はここを読んだ時、ドキッとしました。100歳になってもトレーニングをし続け、海外の難しい山に挑もうとしているプロフェッショナルでも、骨折というアクシデントに気持ちが負けそうになることがあるのか。またそれを、ずばっと言う日野原先生もすご者。実は鎖骨は体重を支える骨ではないので、それ以外のところはいくら動かしても鎖骨に影響しないということがあるからなのだが。
まして、凡人の私達は、どれだけ自分に手加減していることだろう・・・。人間はその能力(脳力)のほんの数パーセントしか使っていない、遺伝子もほんの少ししか働いていないということを聞いたことがある。つまり誰でもまだまだ可能性を残しながら、ちょぼちょぼとやっているだけなのだ。天才といわれる人達は、私達よりもう少し脳や遺伝子のスイッチがオンになっているのだろう。
さて、どこまでも自分に鞭打ち、可能性を引き出せる精神力があるか。それだけだ。精神(心)がすべてを支配する。