曲を創る時、次にどういう展開にするか、全く自由に決める事ができる。最終的にその積み重ねで曲ができあがる。できた曲がとても良いと（自分で）思えたら、それはそれまでの選択・決定の道が正しかったということだ。
作曲は自由に次を決める事ができるといっても、やはり最初にどういうイメージにするか、目標というか、できあがりのイメージを持って取り組む事になる。そしてできるだけそのイメージに近づけようと努力が始まる。
人生も実は同じなのだろうと思う。だから、できあがりのイメージ（目標）というものを持って生活しなければ、なにもできあがらないし、聴くに絶えないような代物が出来上がるかもしれない。逆に、自分の希望するイメージを常に持っていれば、必ずその目標にかなったものが出来あがる。目標に向かって、一つ一つを選択決定していくのだから。この原理（真理）を知って実践していった者が、人生の主人公となれる。自分の人生の決定者となる。目標の無い人生はもったいない。みんな、結局自分のなりたいように（目標を意識しなくても、自分の好みの癖みたいなもので選択するので）なっているのだなあと思う。
曲の場合は、しかしできあがった後にも簡単にデリート、消すことも、修正もできる。人生にはデリートキーが無いだけに、修正は出来ないことはないと思うけれど、莫大なロスがでる。出来上がりのイメージを持って取り組む方が絶対に得だ。