イノアブログ

体の変化と心の変化 その1

 昨日のNHK「プロフェッショナルの流儀」は、沖縄で義肢を作る人だった。彼自身小さい頃の怪我や成人してからの事故が元で、身体的ハンディを持ち、コンプレックスと闘いながら生きてきたという経歴の持ち主。義肢作りという天職を得て、現在は多くの人のために、彼の技術はなくてはならないものになっている。

様々な理由から、義足や補助具が必要な人たちに、生きる光を与えることができる道具。上手く製作できて、利用者が痛い思いや不自由な思いから開放された瞬間の、彼と道具の使い手の人との両者の笑顔。それは感動の一瞬である。

司会の脳科学者、茂木さんが、「体が良い変化を感じたときに、脳に与える影響は大きい(脳の回路が開かれる?)」というようなことを、ぽろりと言っていたが、私はその時、実感として体と脳(心)との関係を「そうだ!」と再確認した。

私達は体操をすることによって、「気持ちいい!」と感じたり、「体力がついたなあ」とか、「柔らかくなったなあ」とか、「反応がすばやくなったなあ」とか、体の機能や形状の向上を感じたとき、どんなに晴れやかな気分になれるかを実体験として知っている。

脳が開き、心が開き、運が開けることを実感している。