イノアブログ

流れ

川も流れは、自然のまま、人工的に変えようと思っても、そう簡単にできるものではない。

 今の技術をもってすればできないことはないし、昔から治水として多少の変更は行われてきたが、莫大なお金、人手と時間がかかり、さらに不自然な流れは、自然の脅威に簡単に屈して、大災害をもたらすことも稀ではない。

人生の流れも、自然のままが一番。人為的に変えようと思っても、簡単にはできないし、無理にやったことは、長い目で見ればたいていうまくいかない。

その自然の流れを、ひとは運命というのだろうか。

自然の流れに沿ったとき、物事はスムーズに運び、個人的な頭では考えもつかないようなことが起こり(良い意味で)、進歩、発展する。

ある意味、運命とは神様の書いたシナリオ。

しかし、自然な流れに沿ったからといって、人の中の心は、必ずしもそれをうれしいものとして受け取るばかりではない。そこには様々な感情があり、辛くても受け入れなければならないことが運命だったり、思いもよらず出てきた事や物がすばらしい運命の出会いだったりする。

この複雑さが、人を間違った流れに誘い込む。

常に、神様の思し召しに沿った行動(つまり、人として正しい行動)がとれた時に、長い目で見て、幸せな人生とすることができるのだと信じている。

人生には回り道も、寄り道も色々あるのだから、最期に幸せだったと満足できる人生を歩みたいし、すべての人がそうであればいいな・・・と他人のことは願うしかない。